新アトリエの幽霊【アトリエ】

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アトリエ
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アトリエ内改装作業中

アトリエ内を改装作業中。使い勝手は以前より数段上がるはずだ。

うーむ・・・家がミシミシ軋む。また地震か。普段から 「何かいる気配」が濃厚な私の住まいだが、地震発生の時ほどその「何か」が騒ぐのを実感する時は無い。その「何か」は最近、頻繁に騒ぐ。

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「見える」事。 「感じる」事。

YOU TUBEで「心霊」「幽霊」と検索すると、山ほどヒットする。
暗闇の中を徘徊する白い影。
鏡の前でこちらに(カメラの方に)振り向いてニッコリする美少女。鏡の中に写っているのは・・・・・青白い顔で正面を見つめる少女。
足が写っていない女性。
道端の道路標識を透過していく人物。
この手の画像を見ても、分析的な見方をせざるを得ない。所詮は加工が可能な映像だからだ。
美少女の画像は単純な合成だし、足が写ってない画像も、カメラのシャッターのいたずらだ。私の経験で言うと、遊園地のメリーゴーランドに乗る人物をスローシャッターで写したところ、その人物の頭が半分に写って、気味の悪い思いをしたことがある。
これらは客観的に何か、「見えた」事だ。
私の周りにも主観的に何かを「感じた」人は何人かいる。

私の中にある映像

西暦2000年の暮れに私は非常に鮮明な、黙示録的夢を見た。その後の21世紀を迎えた世界の混乱ぶりを予感させるのに十分な内容の夢だったが、ここで私が注目しているのは、非常に鮮明な、私が実際に見た事の無い映像である事だ。「映像」というのは、この夢の表現に適当ではないかもしれない。私はそこに「居た」としか思えない、手触りと質感を私は感じた。道路に散乱する、肉片の切断面のねっとりとした感じ。私の「言葉」をばらばらにした、航空機の機体の質感。極めて不条理と思える、異世界の「体験」は断片的にではあるが、実体の世界の中に接点を見出していく。「肉片」を実際に見た人物に会ったのだ。

イメージの共有?

数年前私が勤めていたバイト先の同僚の、当時40代の女性が実際に見た事。

夜、自転車での仕事帰りの途中。遠目には車に轢かれた猫の死体が横たわっていたと思ったそうだ。
しかしそれは人間の体の一部で、原型を留めない肉片が、道路わきに点々と落ちていたそうだ。
そして数十メートル先に横たわる黒い巨大な物体は、大型トレーラーなのだった。
この女性の話を聞く数年前に私が見た夢は・・・・・・・・?
関連の有無を想像する私であった。その女性が見たイメージを共有した?
交通事故の悲惨は身近な事だ。そういう話に遭遇する可能性は高い。

空間の共有

怪奇現象の目撃談は私の身近でも結構な数があるが、印象的なのをいくつか・・・・・1: シャドーピープル?深夜、車で信号待ちをしている時、道端に影のように黒い人物が、瞬間移動に近い、通常ありえないスピードで移動したのを目撃した。同乗者にはそれを見ることはできなかった。

2:あの世の裂け目?深夜、空間が裂けるような激しい音が聞こえて、その裂け目から光の帯が出てきた。

3:車を運転中、交通事故で亡くなった友人の顔がフロントガラスに映り、次の瞬間、フロントガラスに飛び石によるひびが入り、まっ白になり、前方が見えなくなった。

私はこれらの怪奇現象と空間を共有している、という感覚でいる。目に見えるものだけが世界を満たしているのではないというのが私の見解だ。

虫の知らせ?

私はあるとき、街の食堂で昼食をとっていた。食堂のオバさんが私のコップに水を注いでくれた。オバさんが手にしていたステンレス製のポットは、水を入れたまま冷蔵庫の冷凍室に入れたままにしてしまい、ポットの中の水が凍結し、膨張して奇妙に変形していた。「こんなんなっちゃたよ。」と、膨張し、変形したポットを私に見せて笑うオバさん。私は背筋に寒いものが走るのを感じた。翌日、友人のK君のアトリエを訪れると、K君の姿はなく、膨張して変形した200リットル入りのドラム缶が転がっていた。

前日、オバさんのポットを見て、私が背筋に寒いものが走るのを感じた時、それはK君が作業中、ドラム缶の中に残っていたガスの引火によって吹き飛ばされた瞬間だった。

災いの予兆

死」という名の青白い馬が天 翔ける時。           

月は二つに割れて血を流し           

星は墜ち           

水は苦くなった。

黙示録の世界に生きる私が、私の友人の災いの予兆を見たとして、何の不思議があるか?世界に起きるすべての事は、虫の羽ばたきから巨大地震まで鎖のように、作用・反作用の関連がある事を私は見逃さない。

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(2011年05月29日)

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