パワースポット

11月19日に、私は北関東の某所に来ている。(写真) ここは私にとって、いわゆる「パワースポット」なのだ。まるで巨人が戯れに積んだような巨大な奇岩がある場所だ。ここの神社にお参りして、更に山道を片道1時間ほど歩いて関東平野を見渡せる所に行く。
ここに来るのはだいたい2~3ヶ月に1度ぐらい。前にきたのは9月頃でまだかなり暑いころだったが、今回来て、かなり季節は進んでいる。
普段運動不足気味の私にとって、結構な運動だが、リセットしたような気分になるのだ。
山道に落ちている落葉を踏み、色々考えながら歩く。
光と影について。
私の作品は視覚芸術だから、物体の特性を利用して、光と影の調律を行っているのだ。
私の中の闇から引き出したイメージに光を当てる・・・・・・

木の切り株の年輪の数を数えてみると40ぐらい。この年輪の数だけこの木はこの場所にあったわけだ。40年間闇の中にあったこの木の最初の一年は今光を浴びている。
人間の体の細胞の寿命は数時間からほとんど代謝しない脳細胞まで様々らしいが、木はどうなんだろ・・・・この木の年輪1年目は当時のものなのか?
自分の中に「闇」を意識したのはいつだったか。

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(2010年11月20日)
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