
午前中。
夏の間、アトリエにこもってゴソゴソ作っていた骸骨シリーズ最新作がほぼ形になって、照明器具を仕込んで点灯してみた。
この作品は私の骸骨シリーズの考えを、より発展させたものである。
大きさはほぼ等身大で、高さは約70cmある。
この作品においては照明器具は、光と闇に関する私の考えの演出の為の装置である。
現状では試作品の段階なので形状の大幅な変更もありえる。
少々汗ばむ陽気の本日の午前中。薄暗いアトリエ内で骸骨らしき物体をいじる私。
怪しい・・・・・。
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午後。
大理石作品の超細部の仕上げ作業中。
この、「超細部」の制作には、弾性ゴム砥石のリュータービットを使う。
この「超細部」の微細なでこぼこの制作は、形を作りつつ研磨が可能なこの弾性ゴム砥石なしではもはや不可能といえるくらい、私はこれに依存している。
以前は極細リュータービット+やすり+彫刻刀でちまちま作っていたのだ。気の長い話である。
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この弾性ゴム砥石のリュータービットを、私は15年ほど前に初めて使ったが、当時の一本の値段は300円くらいで、その消耗の度合いから考えると、私的には安易に使えない「高級品」なのだった。現在ではネット通販で一本98円(!)からの値段で入手できるので、制作コストを気にせずにじゃんじゃん使って制作に集中できる。
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(2013年10月9日)
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