ハイリスクを承知の上で得る「ハイリターン」 / ゴム風船に石膏を仕込んで石膏タマゴを作る

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女性像+照明器具作品の制作中。
画像左の玉子型の造形物の中に照明器具を仕込み、画像右の女性像を接合して、更に石膏の小片を直付けして中からの光がその間から漏れるように造形する予定。
文章で説明してもわかりにくいが・・・画像左の玉子型は、ゴム風船の中に石膏を仕込んで制作した。ゴム風船の用途は当然ながら石膏を仕込むものではない。したがって事故を覚悟で、その特殊用途を実行したが・・・
この大きさ(高さ:約40cm)玉子型の場合、約30cmのボウル一杯の水に溶いた石膏・・・重量は2~3kgはあるだろうか・・・・を投入して制作するが、一定の割合で事故が発生する。

「事故が発生する」というと何やら物騒な感じだが、何しろ大き目のボウル一杯の石膏が風船の内圧によって破裂して散乱するので、それはもうドリフのコントのオチのテーマが脳内に響き渡る大惨事である。「事故」の発生直後はしばし呆然・・そしてそののち笑いの発作が襲ってくる(笑)。

一定の割合で事故が発生して、時間・石膏・風船が無駄になり、メンタル面のリカバリーにも時間を要するものの、この滑らかな表面はゴム風船ならではのもので、これを手わざによって制作する困難さを考えると、それでもこのゴム風船+石膏による制作のメリットは大きい。

(2017年7月21日)

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