ダイヤモンドディスク導入【彫刻制作ツール】

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彫刻制作ツール

屋外作業場にて制作中の作品の進行状況。画像右が制作途中の大理石作品・左が石膏原型である。

一応石膏原型を参考にしているが、今回は大理石作品の制作時に迅速かつ正確に形状の座標を決定する、いわゆる「星取り法」を行わず、主に私の目視によって座標を決定して彫り進めている。私はオリジナル作品の制作者なので、迅速かつ正確である必要はなく、制作行為そのものが重要であるので、今回はあえて作業の一部を省略した。私の脳内に浮遊するイメージの引用と、不断の意思決定により、3次元空間において実体化した、女性の裸体を暗示する物体。「実物」の形状に接近しつつも「女性」そのものにはなりえない、物体としての特殊性のジレンマがある。

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今回導入した、ダイヤモンドディスク。ダイヤモンドの粒子は粗めの#40で研削能力は高く、研削粉による目詰まりもない。研削面はやや曲面をしており、これが大理石作品の曲面の制作に高い効果を示す。

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現在使用中のエアー工具とビット3種。
使用するビットは、作業内容により使い分けている。

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現在の荒彫り作業においては、このひずめ状のビットを主に使う。

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(2017年09月11日)

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